いつものしらべてもでてこない

調べた事を書きます

Windows7のリームバブルディスク、ドライブをスキャンして修復しますか?は即座にやってはいけない。

リームバブルディスク、ドライブをスキャンして修復しますか?は即座にやってはいけない。

但しWindows7の場合でWindowsXPで使用していたディスクの場合。

特にAFTのドライブ。

 

Windows7にはディスクをスキャンして修復する機能があるが実はこれは危ない機能である。何をするかと言うとチェックディスクをしてディスクのエラーを修復するのである。エラーの修復といいつつデータが壊れたりするのである。

読んでいくと色々書いてあるが基本的に修復すると破損しているとみなしたデータは消え、破損したまま放置される事は無い。

 

もしも既に修復して大変なことになってしまっている場合はやや下の方の「修復後のデータの確認」から読むと良い。

 

一応言っておくと一度Windows7で使ったディスクの場合は 気にせず行って良い。多分どこかが破損している(エントリが重複している、等)ので修復が必要だ。ファイルが消えた!と言う前にバックアップでもしてください。

 

途中から段々と読んでいる方が不安になるような文章になっていますが、あくまでそういう可能性があると言う事を念頭に読んで下さい。USBメモリの様な小さなドライブでなければ祈りつつ修復を押すと良いと思います。

 

基本的には新しいOSでフォーマットして使えば問題ありませんがフォーマットすると古いOSで読めなくなる為その点に注意し、バックアップ、フォーマット、バックアップを書き込む、の順に作業すれば二度と出てこないと思います。

読みたい方は続きをどうぞ。

 

 

・「リムーバブルディスクをスキャンして修復しますか?」

さて、なんらかの不整合を発見すると次の様なダイアログが出てくる。

 

f:id:bannan:20130926204037p:plain

(ドライブレターは状況によって異なる。)

 

さて、このダイアログが出たらどうすれば良いかと言うと、

まずは何もしないで閉じる。

「右上の×ボタン」か、「スキャンしないで続行します」をクリックすると閉じる。

 

 

・ファイルの確認

基本的にこの修復をするとファイル・エントリを修正する。その為、修復をしたら元に戻すことは不可能になる。一応出来るが。

その為、ファイルが全て生きているか確認をする必要がある。

 

今の所、WindowsXPで作成したドライブで抜き差ししていた物はこれが出やすい。

理由は分からないが、恐らく接続時のディスクチェックの仕様が変わったのだろう。

暫く繋いでいなかったドライブは出る可能性がある。

(安全な取り外しをしてないから。)

 

さて、どうやって確認するかと言うと目視である。

一つずつ開くのだ。

これは非常に面倒だが、こういうのは手法が存在する。Limit testだ。

(漢字だと誤認しそうなので…)

どこがテストなのかと思うかもしれないが、大体はこれで大丈夫。(無保障です)

要は、データが無事かどうかを調べたいので、壊れている可能性が高い場所を探す。

 

 

・確認するデータの場所。

データを確認する場所はと言うと、

  1. HDDの先頭と最後の方に書かれているデータ
  2. クラスタサイズを超えた大きなサイズのデータ
  3. 真ん中らへん。
  4. 1TB以上の場合、後ろから700GB近辺以降(MBRとGPTの都合?)

1,2,3を見れば良いだろう。

画像や動画をサーッとソフトで舐めて見ればその付近のデータは確認できる。

それを書き込んだ日付で考えて、適当に見れば良い。

大丈夫でも、壊れていても、やる事は一緒なのである。

 

 

・データを確認したら

データを確認したらそれで終わりではない、まだ重要な作業が残っている。

それは、ディスク外へのデータのコピーだ。(バックアップ。)

 

このままにしておくと再度修復の確認ダイアログが出てきて誤って修復してしまうかもしれない、その際にファイル・エントリを修正されてデータが消えてしまうかもしれない、これを防がなくてはならない。

 

残念ながら修復しない、つまりそのドライブだけダイアログを出さないと言うのは手法がわからない、調べてないけど。(修復を無効にすることは可能。)

修復しないと今後書き込みをした際に本当に壊れる可能性もあるので修復しなければならない、修復で破壊される可能性もあるが修復しなければならないのでデータをコピーしておく必要があるのだ。

 

データをコピーしたら、修復して完了と思いきや…

 

 

・修復後のデータの確認

修復を行うと大抵の場合はファイル・エントリを修正しましたと言う結果が出てくるのでファイルが無事か確認する必要がある。

無事なら終了。不安ならバックアップからコピーして終わり。

 

データのバックアップを取らずに修復してファイルが壊れてしまった場合は一応PhotoRecと言うソフトで復元できる。以下のリンク先を参考にしてどうぞ。

勿論、他のソフトでも出来るとは思うがXPより前の時代のソフトだとちゃんと出来ない事がある。市販のソフトでも復元は出来たもののファイルの中身は破損…と言う事があったのでWindows7に対応している様なソフトで復元できるのを探すと良い。

 

・「PhotoRec」の使い方

ファイルを復元するソフト

http://pctrouble.lessismore.cc/software/photorec.html

 

・TestDisk Download

TestDisk & PhotoRec Windows

http://www.cgsecurity.org/wiki/TestDisk_Download

 

このPhotoRecはCUIの様に見えてカーソルで選んでEnterするだけのソフトである。

[Proceed]していけば良い。

注意点は、「ドライブからドライブへしか復元できない」事だ。

また、ファイルの種類を選ぶことしか出来ず全体に対しての復元しか出来ない。

それと、ファイルには番号がつけられて復元されるので何のファイルか見た目ではわからない。復元されたフォルダの若い番号ほど最初に書かれたファイルの事が多い。

 

空き領域から復元するソフトと思いきや、完全に埋めたドライブの修復をした状態から以前のデータが復元できるソフトである(修正されて消えた場合は)。エントリを全て復元するのでデータが使われている場所とかもファイルとして復元してくれる。

壊してしまったわけですね、はい。

 

修復後に書き込みしてしまったら復元できないのでその前に行う必要はある。

 

 

そんなこんなで以上。