Windows7のシステムイメージの作成でシステム以外のドライブ(D:\)が出てくるようになった場合。
ある時ファイル整理をしバックアップイメージを作成しようかと思い実行しようとすると大幅な容量の増加を確認した。
バックアップファイルを手動で選択を選んで詳細を見た所システムドライブ以外のドライブ(Dドライブ)が表示されていた。
Dドライブは以前使用していたがシステムドライブを交換してからは使用しておらず理由が不明だった。
解決方法その1:作成されたファイルを消す
一概に言えないのでまず次の検索結果を見て試して欲しい。本項では別の問題が発生していた為詳しい説明はしない。
Windows7 システムイメージの作成 システムドライブ以外のドライブ - Google 検索
検索した所、システムにより何らかのファイルが作成された場合には当然バックアップする必要がある為そこをシステムドライブに含めるようだ。
その為、日付で期間を指定してファイル検索を掛けてそう言ったファイルを消す事で解決する場合がある。
解決方法その2:アクティブパーティションを解除する
今回の解決策はこれになる。
その1に従ってある時から突然システムドライブとして扱われる様になった原因を考えた所、結論に至った。
過程は次の様になっている。
- ディスクイメージは暫く手動で作成していなかった為、詳しい期間は不明。
- Dドライブのファイルで作成された物や思いつくものは削除したり移動したりしても特に影響は無かった。
- 他の理由として考えていた所、最近不具合が発生して再起動をしていた際に前後は不明だが何らかの理由でブートローダーが変更されたような形跡があったのを思い出した。
- ブートローダーは見た目上何も変わっていないように思えたがロード時間が30秒のデフォルトに戻っていた。
- ブートローダーが破壊や変更されたのでなければ以前使っていたDドライブから起動している可能性があると思いパーティションをみたらアクティブになっていた。
そこでパーティションのアクティブを解除して本来あるべきパーティションのみをアクティブにした所正常に起動し以前と同じブートローダーの状態になった。
ディスクイメージを作成しようとするとCドライブのみがシステムドライブとして認識されてバックアップ対象になった。
以上となる。
アクティブパーティションを非アクティブにする方法。
これはDISKPARTを用いて指定ディスクの指定パーティションをinactiveにする。
スタートボタンをクリックして検索窓をクリックする。(そうすると窓の中でカーソルが点滅して入力待ちになる)
DISKPART
と入力してENTERキーを押す。
UACの許可を求められたら「はい」を選択。
DISKPARTが起動する。
この先は各自の環境によって異なるので例だけ示す。
操作についてはDISKPART>
の状態で
?
とだけ入力してENTERキーを押す事でヘルプが出てくるので困ったらそこで確認できる。
尚、コマンドに際しては結果や確認は出ない為結果を確認するコマンドを入れて確認する必要がある。
コマンドと説明を交互に記す。
例:
list disk
ディスク一覧が表示される
select disk 1
Cが0でDが1の場合
list disk
選択したディスクの行頭に * が表示される。
list partition
(Dドライブのパーティションが表示される)
select partition 0
パーティション0を選択。
list partition
選択したパーティションの行頭に * が表示される。
detail partition パーティション 1 種類 : 07 隠し属性 : いいえ アクティブ : はい オフセット (バイト): 1048576
inactive
特に何も出ない。
detail partition パーティション 1 種類 : 07 隠し属性 : いいえ アクティブ : いいえ オフセット (バイト): 1048576
「アクティブ」の項目が「いいえ」になった事を確認
これで選択したパーティションが非アクティブになった。
DISKPARTは×を押して閉じて良い。
間違えてもCドライブを非アクティブにしないように。
ドライブが複数接続されている状態でWindowsをインストールした場合はどこから起動しているかは調べないとわからない為安易にアクティブを解除しないように。
システム修復ディスクを作成しておくと全てのドライブが非アクティブになっていてもコマンドプロンプトからDISKPARTを起動してアクティブに変更できるので作成しておく事を勧める。
変更が終わったら再起動して正常に起動する事を確認する。
以上。